投資初心者のおすすめ勉強法とやってはいけない勉強法
投資を始めたばかりの人はどうやって投資の事を勉強すればいいのか分からない人が多いのではないかと思います。
学校で勉強した数学や理科と違い、投資には教科書として指定されている本があるわけでもなければ教師がいるわけでもないからです。
その結果、参考になるものを求めてネット上をあちこち探し回ることになるのですが、悪質な情報商材に引っかかってしまうとお金だけ巻き上げられて成果は上がりません。
結果的に投資が嫌いになって終わるのがオチです。
そのため、初心者にとって投資をどう勉強すればいいのかという問題は非常に大事です。
そこで今回は初心者にお勧めの投資勉強法とやってはいけない勉強法を紹介します。
おすすめの勉強法
本(古典)を読む
最もおすすめの勉強法は本を読むことです。
ただし本なら何でも良いというわけではなく、昔から読まれている古典が最良です。
古い本は情報も古いから役に立たないのではないかと思う人もいるかもしれませんが、古くから読まれているということは、それだけ時代の変化に耐えうるだけの内容が書かれているということです。
新しい本には新しい内容が書かれていますが、株の世界では新しいからといって良い内容が書かれているとは限りません。
新しい本は主にその時代の流行りを反映した内容を書かれていることが多く、少し時間が経てば陳腐化する本が多いです。
一方、古くから読まれている本は、いつの時代でも通用する内容が書かれているからこそ今でも読まれているのであり、その分だけ時の試練に耐えたという信頼性があります。
また、書店に行くと株関係の雑誌がたくさん置いてありますが、こういった本はいくら読んでも株の勘所が分からないばかりか、根拠のない風評や編集者の偏見に影響されてしまいがちなので、あまり読まない方が良いでしょう。
自分の投資結果から学ぶ
一番効果的な勉強法は自分で投資してみることです。
本を読むのは良い勉強法ですが、勉強するだけではお金を稼げるようにはなりません。
株の勉強をするのはあくまで稼げるようになるためなので、いずれは自分で身銭を切って投資法を実践する必要があるのです。
つまり「実践に勝る勉強無し」というわけです。
例えば、投資関連の本を読めば「損切りが大事」という話がしつこいほど出てくるかと思います。
ただし、頭では分かっていてもいざ損切りすべき状況に直面するとなかなか損切りできないものです。
「知識として頭で分かっている」ということと「実際に知識を活用することができること」の間には大きな違いがあるからです。
自分で実際にやってみた内容は体験記憶となって深く刻まれるので、学習効率は非常に高くなります。
投資は実際に自分の身銭を切ってやるわけですから、その分だけ本人も真剣に学ぼうとします。
学べば学んだ分だけ自分の財布が潤うわけですから、俄然やる気になるでしょう。
一見遠回りに思えますが、自分で実践して自分で学ぶのが一番の近道であったりします。
やってはいけない勉強法
情報商材を買う
逆にやってはいけない勉強法をあげておくと、まず情報商材を買うことが挙げられます。
ネット上には簡単に100万円儲かるとか、誰でも1億稼げますといった謳い文句で宣伝されている商材があります。
これらは俗に情報商材と呼ばれるもので、はっきり言ってしまえば詐欺商品です。
大金が儲かるという甘い言葉で巧みに誘い、投資初心者から教材費をむしり取ろうというよくある詐欺です。あるいはたまたま儲かっただけ人が自分のノウハウをもったいぶって高く売りつける場合もあります。
投資に王道なし。
投資では手軽に儲かるとか、誰でも儲かるというのは嘘でしかありません。
投資で儲けようと思ったらそれなりの勉強と銘柄研究、情報収集・精査が必要です。
これは相場で経験を積んだ人なら誰でも同意することです。
しかし投資というのは時として簡単に大金を儲けられることもあるため、たまたま大金を稼げただけの人が、それを実力で儲けたかのように勘違いしてしまう場合があり、それらを投資必勝法などという謳い文句で売り出すこともあるのです。
また、それらの詐欺商品にはこれだけ儲けましたという証拠写真を載せてあることがありますが、それらは偽装写真です。
実は口座残高の数字はブラウザから簡単に編集できるので、その気になれば100億円だろうが100兆円だろうが、あたかも大金持ちのように見せかけることができます。
あるいは、ネット上に大金の写真が出回っているのでそれらを使ったり、一時的に大金を銀行から借り入れ、写真を撮ってから返金する手法もあります。
いずれにしてもネット上で簡単に儲かりますという謳い文句で紹介されている商品は99%が詐欺商品で、残りの1%は妄想の産物です。
投資をしていると簡単に儲かる方法はないかと思って探してしまいがちですが、そんなものはどこにもないと肝に銘じておきましょう。
証券会社や銀行に頼る
投資初心者のうちは誰かに頼りたい気持ちから、証券会社の社員や銀行員からアドバイスを求める人が多いようです。
彼らは金融のプロを自称しているので、金融商品のことなら彼らに聞くのが一番だと思っている人もいるようですが、それは間違いです。
実は彼らの多くは自分で投資などしたことがなく、はっきり言ってしまえば投資に関しては素人レベルです。
もちろん金融業界に勤めているだけあって知識だけは多少持っていますが、投資においては知識量と稼げるかどうかは別の問題です。
彼らがお勧めする商品は儲かる商品ではなく、手数料が高い商品です。
彼らは会社から毎月厳しいノルマを課されているので、顧客(=あなた)が儲かるかどうかなどはどうでもよく、とにかく手数料収入が欲しくてあれこれ言っているだけなのです。
いくらもっともらしいことを言っていても、腹の底では顧客のことを手数料を稼ぐためのカモとしか思っていないので、関わるだけ無駄な存在と言えます。
まとめ
投資の世界に楽して簡単に儲かる方法など存在しません。
自分の頭で考えて、自分の目で読んで確かめる人だけが稼げるようになっていきます。
逆に、簡単に儲けようとか、誰かに儲かる銘柄を教えてもらおうなどと甘く考えている人は漏れなく大損してこの世界を去っていきます。
しかし大抵の人がそうやって楽に稼げないかなぐらいに考えているからこそ、自分でしっかり勉強して稼ごうという人にとってはいくらでもチャンスが回ってくる世界でもあります。
そのため、まずは何冊か気になった本を読んでみて、できそうなところから実践していきましょう。地道に思えるかもしれませんが、それこそが投資の王道なのです。
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