[投資家必見] 自宅で集中する為の2つの秘訣

ライフハック

投資家の仕事は基本的に自宅での作業が多くなります。

ファンドマネージャーや投資信託の運営責任者のように、職業として投資をしている人なら話は別ですが、投資をしている人の多くは自宅で一人作業をしていることが多いのではないでしょうか。

自宅で財務諸表やチャートの分析をして株の売買注文を出すというわけです。

自宅での仕事はリラックスしながら作業できる反面、ダレやすくてなかなか作業が捗らなくて困るという人も少なくありません。

そこで今回は、自宅で一人作業をしているときに集中力を高く保つための方法を2つ紹介します。

投資に限らず勉強や他の作業についても適用できる方法なので、是非試してみて下さい。

なぜ自宅だと集中できないのか

自宅で集中する方法を説明する前に、そもそもなぜ自宅だと集中力が途切れやすいのかについて説明しなければなりません。

自宅で集中できない理由は次の二つです。

  • 誘惑がある
  • 人目がない

人によって色々な理由が考えられますが、結局はこの二つの理由に帰着します。

誘惑がある

自宅とは自分の生活拠点なのですから、当然自分の好きな物や趣味に使う物が置いてあるはずです。

そう考えると、自宅は自分を誘惑する物の宝庫です。

スマホやPCは使い放題ですし、飲食も自由にできます。

漫画やゲームだって手を伸ばせばすぐ届くところに置いてあるでしょう。

こういった誘惑の多い状況ではどうしても仕事中に手が伸びてしまい、作業が中断されてしまいます。

人目がない

人間は人目があると悪いことをしなくなったり、自分を立派に見せようとする心理が働きます。

例えば部活動をしているとき顧問の先生が来た時だけ真面目に練習したり、授業中は居眠りしないように気を付けるといったことが挙げられます。

しかし自宅では誰も見ていないため、寝転がったり勉強を中断してゲームをしたりしても何も言われません。

このため、自制心が弱いと誘惑に負けて仕事が手につかなくなるのです。

この二つが自宅で仕事がはかどらない原因です。

それが分かれば後は対策を立てるだけです。

自宅で集中するための方法

自宅で集中できない人に「自制心が足りないのが悪い」という人がいます。

しかし、家の中から自分の趣味や好きなものを消すのは不可能であり、自制心だけで誘惑から我慢し続けるのは無理があります。

自制心は人によって差がありますし、精神論ではいずれどこかで無理が来るので、自制心に頼らずに自分を律する方法が必要です。

誘惑を“物理的に”遠ざける

自宅で集中するためには、まず誘惑を物理的に遠ざけるのが定石です。

前述の通り、ゲームやスマホが手の届く範囲にあれば誰だって集中力が途切れてしまい、一度手伸ばせばそのままゲームやスマホいじりが始まってしまいかねません。

ゲーム等の誘惑を自制心だけで我慢し続けるのは無理があり、いずれ我慢の限界が来てしまうでしょう。

であれば、そもそもスマホやゲームを手の届かないところにおいて目に入らないようにしてしまえばよいのです。

例えばタンスの中に隠すとか、別の部屋に置いてくるとか、しばらく誰かに預かってもらうなどの方法が考えられます。

そもそも誘惑してくるものが視界に入るから触りたくなるのであって、目に見えないところにあれば意識することもなくなります

仮に意識が向いてしまっても、手が届かないところにおいてあれば物理的に触りようがありません。

自制心で誘惑に抗おうとするのではなく、最初から誘惑と戦わないようにするのです

そうすれば「仕事しなきゃいけないけど、さぼってゲームしたい」などの欲求と戦わなくて済むので、精神が消耗することもなくなり、自然と仕事に集中できるようになります。

鏡を置く

人目が無いと人はサボったり悪いことができなくなるという話をしました。

自宅では人目がないので、サボったりゲームをしても誰も何も言ってこないので、誘惑に負けて仕事をサボりやすくなるのです。

しかし、だからと言って人の目を作るために赤の他人を自宅に招き入れるわけにもいきません。

じゃあどうすればいいのかというと、机の上に鏡を置けばよいのです。

鏡を置くと自分の姿を自分で見るようになります。

こうすることで、自分に見られているという適度な緊張感が生まれます。

これにより自分が自分を監視する環境が整い、サボりを誘発しにくくなります。

ただの鏡で?と思う人も居るかもしれませんが、これはかなり効果の高い方法として既に実証されています。

米国の心理学者Diener氏が行った、こんな実験がある。被験者に個室でパズル課題を行わせ、休憩中の作業を禁じた。なんと、鏡のある個室では休憩時間に作業をした人、つまり「ズルをした人」の割合が非常に低かったというのだ。

(参考:黒沢香. “13 鏡の存在と自己意識特性が規範の遵守に及ぼす影響." 日本性格心理学会大会発表論文集 6 (1997): 23. )

このように、人間は鏡を見ると自分の姿を省みるようになり、自分を正しく律しようとする心理が働きます。

これを利用すれば、他人の目がなくてダレやすい自宅を適度に緊張感のある環境へと変えることができます。

服を着替える

人はその制服どおりの人間になる」という言葉があります。

これはフランスの皇帝ナポレオンが残した言葉であり、人は無意識のうちに外見通りの人格を演じる性質があるという事を示しています。

例えば、キチッとしたスーツを着ていれば立ち振る舞いもキチッとしますが、だらしない格好をしていれば行動も生活態度もだらしなくなってしまいます。

このように、衣服にはその人の人格に干渉する効果があるという事です

自宅で作業するとき、スウェットやジャージなどの服を着て作業している人も多いのではないでしょうか。

自宅では楽な格好をしていたいという気持ちは分かりますが、これでは脳が完全にリラックスモードに入ってしまいます。

こういう時はスーツを着ろとまでは言いませんが、余所行きの私服や人に見られてもいいようなオシャレな服に着替えてみましょう。

そうすることでいつもと違う緊張感が生まれ、ダレにくくなります。

まとめ

投資家の仕事は基本的には一人で行う作業がメインとなります。

誰にも監視されず誰の指図も受けずにできるという意味では最高の仕事ですが、逆に言うと誰にも見られていないので張り合いがなく緊張感に欠けてしまいがちなところがあります。

誰にも注意されないからと言って銘柄や決算分析などの作業をサボっていると、自分の収益を悪化させることにつながります。

今回紹介した方法以外にも、自分なりの集中法を作ることによって、サボりがちな作業をしっかりこなせるようにしていきましょう。